主人公の和菓子屋の娘安子(やすこ)が、家業を継がずにダンスをやりたいと言った兄の作った和菓子を
「まずいです。だってお兄ちゃんお団子作るとき楽しそうじゃねぇもん。
作る人の気持ちがお菓子に乗り移るって、おじいちゃんいっつも言いよる」
家族のご飯を作るときも、いつも楽しく作ることが出来たらいいですよね。
第5回では、
相手役の青年稔(みのる)がおはぎを食べて
「うーん うまい!やっぱりたちばなのおはぎは絶品じゃ」と言う。
安子は、
「あたし、うちのお菓子がでー好き(大好き)。
じゃけどお菓子たべよる人の顔を見るのがもっと好きです。
あもうて(甘くて)美味しいお菓子をこえー(恐い)顔して食べる人はおらんでしょ。
怒りよっても、くたびれとっても悩みよっても、
自然と明るい顔になる。
それが嬉しいんです。」
なんて可愛らしいセリフ。
こんなことが言える人は愛さずにはいられませんよね。